藤岡信勝先生の名誉を守る会 |
拓殖大学教授,藤岡信勝先生が今般,高崎経済大学教授にして日本教育再生機構理事長の八木秀次氏を「名誉毀損」で東京地方裁判所に提訴しました. 藤岡先生は平成8年,西尾幹二先生と共に「新しい歴史教科書をつくる会」運動を起こし,左翼教員組合の階級闘争史観に基づく偏向的歴史教育とそれに迎合する在来教科書の是正に立ち上がり,今日まで一貫してその運動展開の先頭に立ってきました. 日本人としての歴史観,文化観,国家観形成のあり方を問うこの運動は社会に大きな一石を投じ,政治家,教育行政関係者,教科書出版会社などに次第に覚醒の輪を拡げつつあります. われわれは西尾,藤岡両先生の呼びかけに日本の歴史への愛情を呼び覚まされ,この10年間,各自は微力ながらも両先生とともにまったくの手作りでこの運動を育ててきた市井の無名人です. しかし,今般の藤岡先生の提訴は一人藤岡先生の問題に留まらず,日本の社会の今後にとって重大な問題が問われている,極めて深刻なものと受け止め,諸手を挙げて藤岡先生を支援していくことを決意,表明いたします. |
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設立のご挨拶 (pdf)平成19年7月10日 守る会会長 |
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藤岡先生のご報告 (pdf) 平成19年7月10日 |
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提訴について 平成19年7月10日 |
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その他の資料 | |||||
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平成19年7月10日 | |||||||
「藤岡先生の名誉を藤岡信勝先生の名誉を守る会」 [設立のご挨拶] |
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藤岡信勝先生の名誉を守る会 代表 川又和敏 |
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平成19年7月10日 | |||||||
御 報 告 | |||||||
藤岡 信勝 | |||||||
拝啓 梅雨の候にもかかわらず,各位におかれましてはますます御清栄のことと,お慶び申し上げます。 さて,この度,私は,高崎経済大学教授・八木秀次氏(日本教育再生機構理事長・フジテレビ番組審議委員)を,名誉毀損で東京地方裁判所に民事提訴することといたしました。 八木氏は,昨年春,「公安調査庁からの情報である」といつわって,私が平成13年に至るまで日本共産党の党員であったという虚偽の情報を流し,雑誌にまで 書いて私の名誉を傷つけました。八木氏の言う通りなら,私が「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長として『新しい歴史教科書』を執筆し採択戦をたたかっ た時期,私は自分の身分を隠し,会員や賛同者,国民の皆様を裏切っていたことになるからです。 これは「公安調査庁」という公的機関の名前を私的目的のために公然と悪用する行為です。これによって私自身が深刻な精神的打撃,いわれなき誤解を受けたば かりでなく,私が代表執筆者を務める『新しい歴史教科書』が同一出版社から継続発行されないという事態の遠因をつくりました。 八木氏はその後も,「公安調査庁情報である」という言い分を盾に上記虚偽情報を訂正せず,これがために,本年五月,私が「つくる会」会長に就任した直後から,再び,公開電子情報等の場に於いて,私が共産党員ないし共産主義者であるという誹謗・中傷が行われております。 こうしたことから,私の名誉を回復するとともに『新しい歴史教科書』の存続を守るために,まずは民事の場で八木氏を訴えた次第です。 「 なぜ今になって?」という御疑念を抱かれるかもしれませんが,先頃扶桑社から次回教科書製作についての最終回答が示されるまでは,「つくる会が世に問う た『新しい歴史教科書』を絶やしてはならない」という使命感から,諸般の事情を斟酌して,隠忍自重を続けざるを得なかった,というのが真相です。 しかし,ここに至り,もしこのまま身の潔白を明らかにしないで放置しておくと,今後「つくる会」があらたな道を歩み出すについて理不尽な障碍をさまざま惹起するおそれが多々あるであろうことを予感するようになりました。 私の今回の提訴は断じて「内紛」などではありません。法治国家において,余りに不当に侵害された私の名誉を回復するための止む得ざる防御であることを,加えて申し述べさせていただきます。 名誉を謂われなく毀損されたという事実については法廷の場で順次明らかにしたうえで,近い将来,改めてその詳細を御報告できるものと信じております。 以上のような事情をお酌み取りくださいまして,何とぞ私の行動に御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 末筆ながら,暑さに向かう折から,各位のますますのご健勝をお祈り申し上げます。 |
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敬具 | |||||||